障害者が出来る仕事
障害者が働こうとすると、昔は、視覚障害者なら、あんま師や鍼灸師、指圧師といった仕事が主にありました。また、知的障害者なら、梱包作業、仕分け、積み込み作業といった、単純作業ばかりが目に付いていた様に思います。しかし近年では、その仕事の幅も増え、障害程度に合った仕事をする事が出来る様になっています。
知的障害者や発達障害者でも、パソコンの導入によって、文章作成や注文データの管理などを任される様になっています。また、加工ラインの作業、検品や検査、ラベルの管理などもしています。
また、その他の障害を持った人では、健常者と同等の仕事をしています。一般事務や専門職、開発、企画、IT関連、通訳、翻訳、CADオペレーター、電話オペレーターなど、さまざまあります。また雇用形態も、正社員から派遣といったものがあり、健常者と殆ど変わりない状態になっています。
しかし、全ての人が平等に就職出来る訳でもありません。それは、健常者にも言える事ですが、その人のスキルに合わなければ、どんなに希望の仕事が合ったとしても、簡単に就職出来る訳ではありません。また、障害者の場合、障害の部位や程度によって職種が決まってしまう場合もあります。そういった点においては、健常者と全く同じ条件での就職というのは、難しいと言えるでしょう。